6月28日、重度障害のある木村英子さん(54)をれいわ新選組より参院選で擁立する発表がありました。
れいわの擁立候補はこれで4人目となります。
【れいわ新選組】は、 木村英子(きむらえいこ)氏を、
公認候補予定者として発表!
全国公的介護保障要求者組合・書記長 全都在宅障害者の保障を考える会・代表
自立ステーションつばさ・事務局長
詳しくは→https://t.co/I0E7xDqP3T#山本太郎 #木村英子 pic.twitter.com/rjIeE9ohm2
— れいわ新選組 (@reiwashinsen) June 28, 2019
目次
木村英子の出馬までの流れ
【当事者として政治に参加し、少しでも変えていく】
本日、れいわ新選組は、
木村英子(きむらえいこ)氏を公認候補予定者として発表!全国公的介護保障要求者組合・書記長 全都在宅障害者の保障を考える会・代表
自立ステーションつばさ・事務局長https://t.co/I0E7xDqP3T#山本太郎 #木村英子 pic.twitter.com/oShv8T8nB5
— れいわ新選組 (@reiwashinsen) June 28, 2019
木村英子さんは車椅子に座った状態で山本太郎さんと並んで会見を行いました。
木村英子さんは生後8カ月のときに首を損傷し、全身を動かすことができない重度の障害をお持ちです。
介助者の付き添いを受けながら障害者支援の活動を日々されています。
木村さんは障害者と健常者の心のバリアーが大きい事を問題ととらえ少しでも距離が縮まるように自分の体をもって障害者政策を少しでも変えたいとの考えをお持ちです。
木村英子さんは出馬する事により山本太郎さんが障害者を利用していると世間からたたかれる事を心配されていましたが、山本太郎さんの障害者を利用して改善出来るなら上等ですという言葉に後押しされて出馬をきめられたそうです。
山本太郎さんは、700人以上国会議員がいながら一人も当事者がおらずその中で当事者抜きで当事者の事を決める事に不満を以前から持っていたそうです。
それ以前に国会には車いすで入る事すら出来ず介助者の入場も認められていない現状から改善していくべきと話されました。
今後は生産性で人間の価値がはかられる社会になっている事から木村英子さんの出馬を要請し擁立する流れになりました。
木村英子の経歴
https://www.asahi.com 引用
木村英子さんは神奈川県出身(1965年5月11日現54歳)です。
重度な障害をお持ちで以前は字を書く事が出来たそうですが今はまったくかけなくなったようです。
脳性まひなどの障害から現在は首から上と右腕が少ししか動かない状況です。
原因は生後8カ月後の時に歩行器ごと玄関から落ちてしまった事です。
7歳の頃に「ゆうかり園」に入所されます。
19歳の頃に神奈川県立平塚養護学校高等部を卒業し自立で生活を始められます。
自立ステーションつばさを1994年、東京都多摩市に設立されます。
結婚に関する情報はありません。
今回の会見では、重度障害者は家族の介護がなければ、施設に入るしかない状況を改善し自立を応援したいと言われていましたが、その活動を24年間続けられてきた事になります。
その活動をされてきた自立ステーションつばさは主に3つの活動をされています。
・放課後活動舞羽
しょうがいが重度であればあるほど、外に出るという機会が少なく、コミュニケーションを取るのも家族や教師といった幅の狭い状況になってしまいます。そこで、地域での自立生活を目標として、しょうがいしゃスタッフを中心としたつばさの仲間たちとともに、他者とのコミュニケーション作りや、生活の仕方などを放課後や学校休日の時間を使って学ぶ場えお提供されています。
・つばさ生活塾 社会問題や差別問題などを取り上げた講演会の企画開催、つばさ太鼓・つばさバンドといった歌や楽器の演奏などの公演活動をされています。
しょうがい者(児)の余暇活動としてフィールドトリップ・キャンプにバーべQなど地元の方とのふれあいの場を提供しています。
・自立の家
施設や親元で生活しているしょうがい者(児)を対象に、つばさが借上げている民間アパートの一室を長期間或は短期間利用し、しょうがいし者スタッフが中心となりアドバイスや指導を行っています。
将来、自立を目指して自分の好きな街で生活し、恋愛や結婚、今までやりたかった夢や目標に向かって取り組む事が出来るよう支援をされています。
木村英子のこれから
木村英子さんのこれまでのしょうがい者の自立支援活動の功績は素晴らしいものです。
障害当事者が国会に参加され意見を述べられる事は普通にあるべきだと思います。
まずは木村英子さんのこれまでの活動を確認される事から始めてみましょう。
–その他