フランスのコルシカ島に新種の動物を発見したとフランスの政府機関、ＯＮＣＦＳが発表しました。
ＯＮＣＦＳとは、狩猟や野生生物を管轄する機関です。
今回、発見したと言われる動物はネコとキツネの特徴をもったネコギツネと言われる新種になります。
見た目はほとんどネコですが目の色やしっぽ、キバにキツネの特徴がでています。
コルシカ島の人里離れた地域で１６匹の個体がいるそうで、さらに調査をしていく予定になっています。
目次
ネコギツネは新種か？
https://www.afpbb.com 引用（動画あり）
始めてネコギツネが捕獲されたのは２０１６年頃だそうです。
ただ、このネコギツネの噂は数世代にわたり広まっていたとＯＮＣＦＳの森林警備隊員は話しています。
ネコギツネの特徴は、ネコともキツネとも判別し難いその見た目でイエネコよりは少し大きいです。
金色の体毛に茶色の縞模様が入っており、輪状の模様が入った太い尾と発達した犬歯を持っています。
これまでに確認されていない新種の可能性もあり、その起源は数千年前のアフリカや中東までさかのぼるようです。
これからDNA鑑定を行い、ヨーロッパヤマネコとは異なる種類で新種がどうかについての判断をします。
リビアヤマネコに近いと言われていますが結果はどうなるのか楽しみな所です。
森林警備隊員は今回の報道により、認知度が高まり、種の保全につながる事を望んでいます。
ネコギツネが住むコルシカ島とは
コルシカ島はイタリアとフランスに近い島になります。
https://ja.wikipedia.org 引用
コルシカ島は日本の広島県とほぼ同じ大きさで人口は約３０万人います。
地中海ではシチリア島、サルデーニャ島、キプロス島に次ぐ4番目に大きな島です。
フランス皇帝ナポレオン1世の出身地として有名で、１９８０年には爆弾テロが頻繁におこっていた地域です。
コルシカ島には四つの空港があり、パリ、ニース、マルセイユなどのフランスの地中海沿岸の都市と航空路で結ばれています。
航路は最高35ノットを誇る高速フェリー路線がありマルセイユ、ニース、トゥーロン、イタリアのサヴォナ、ジェノヴァ、サルデーニャ島と結ばれています。
島内の都市間を結ぶ交通は鉄道やバスがあるが本数は少なく、観光での島内の移動はレンタカーかタクシーになります。
島内には高速道路は無く国道も最近はかなり整備されてきています。
この島では自転車レースのツール・ド・コルスが１９５６年から毎年行われています。
1973年から始まったWRC（世界ラリー選手権）のラウンドにも組み込まれており荒れた路面は危険なコースとなっています。
1985年、1986年には2年連続でドライバーが死亡する事故も起きています。
1985年にはランチア・ラリー037を駆るアッティリオ・ベッテガが立ち木にぶつかり意識不明のまま亡くなります。
1986年にはランチア・デルタS4を駆るヘンリ・トイヴォネンが崖からコースオフし転落した際に発火し爆破して死亡しました。
1997年にはこの年のワールドチャンピオン、三菱のトミ・マキネンが牛と衝突してしまい崖に落ちてしまいリタイアしています。
コルシカ島には2500メートルを超える高峰が連なり山岳地域は冷涼多雨で冬季には雪が積もり、スキー場が4箇所もあります。
西海岸北西部のポルト湾は奇岩群で知られ、「ピアナのカランケ、ジロラータ湾、スカンドーラ自然保護区を含むポルト湾」として世界遺産として有名です。
島全体の4割近くがコルシカ地域自然公園 (PNR) に指定されており７、８月の観光シーズンには多くのハイカーが訪れます。
今回のネコギツネが新種と判明すれば、さらに観光客が増える可能性があるでしょう。
ネコギツネのこれから
原文記事探してきたけどやっぱりネコギツネというよりキツネネコみたいですね… pic.twitter.com/gMEtFGQ3tN
— かんずき (@arcneco) June 20, 2019
今ままではキツネネコと呼ばれていたよですが、どちらにしろそんなに数は多く生息していないと思われます。
現時点では１６匹が確認されていますが、今後はどれだけの数は発見出来るかはまだ不明です。
ＯＮＣＦＳの森林警備隊員が希望されている今回の報道がきっつかけに保護されていかないと絶滅もありえるでしょう。
ちなみにいまから紹介する方はネコギツネではなくネコ大臣です。
猫耳大臣、ＳＮＳで瞬く間に拡散 会見生中継、撮影ミス https://t.co/pNWfB1gc0w
— 朝日新聞(asahi shimbun） (@asahi) June 17, 2019
パキスタンの州会議をSNSで撮影する際にネコアプリを消すのを忘れて配信されたみたいです。
会議自体は真面目な物ですが、かなりユーモラスになってしまっています。
