日本人の1日の肉消費量は平成30 年間で約27%増加しており最近
は赤身肉がブームになっています。
2000年に口蹄疫が発生して以来 輸入禁止となっていましたが解禁と なりステーキチェーンでウルグアイ 牛を販売する事は日本初となります
。
目次
ウルグアイ牛とは
赤身肉ブームで高品質な牛肉をめぐる争奪戦が続く中、ステーキハウスチェーン「ブロンコビリー」がチェーン店では初となる産地の牛サーロインステーキを新メニューとして投入します。
ブラジルとアルゼンチンに挟まれた南米の国・ウルグアイ産の牛肉です。
同国は、国民1人当たりの牛肉消費量が世界一といわれている、知られざる「牛肉大国」。
そんなウルグアイから輸入した牛肉は、オーストラリア牛やアメリカ牛とどう違うのでしょうか。
ウルグアイ産牛肉の特徴は、国土の88%が草原という、肉牛を育てるのに最適な環境で育成されていること。
南半球では南下するほど牧草「ライグラス」の栄養価が高くなり、普通に育てるだけでも赤身肉のうま味が強くなるといいます。
また、飼育するほとんどが、アンガスやヘレフォードといった英国系の肉専用種。
近年注目が集まる牧草主体で育てられた「グラスフェッドビーフ」なので、牛の品質が良く、安全面も売りの1つとしています。
JETRO(日本貿易振興機構)によると、2018年のウルグアイの牛肉輸出量(骨付きの重量)は前年比5.06%増の46万9207トン。
主な輸出先は中国(52.2%)が半数以上を占めます。
次いで米国(14.9%)、EU(11.4%)、ロシア(4.9%)、イスラエル(4.3%)と続きます。
ウルグアイ牛の日本への輸入は1997年に解禁されましたが、2000年に口蹄疫が発生して停止。日本政府から衛生面が確認され、今年、19年ぶりに輸入が解禁となりました。
アメリカ産牛肉は2004年と比べて1.5倍高騰しています。
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の発効で関税が下がり、カナダ、ニュージーランド産牛肉に需要が集中していますが、牛肉の需要が世界的に高まる中、今後もますます牛肉の価格が高騰していき、肉を取り合う戦国期になっていくと予想されています。
https://media.moneyforward.com 引用
ウルグアイ牛販売するブロンコビリーとは
ブロンコビリーは現在千葉から兵庫 まで135店舗の直店を経営するス
テーキのチェーンです。
1978年に名古屋市北区で開業した「ステーキハウスブロンコ」を母体として、1983年にレストランチェーンを設立した。
現在では東海地方を中心に、東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県・滋賀県・京都府にも出店。
1997年からは、営業を終了していた名古屋市名東区内の店舗を、本社の社屋に転用している。
「ステーキハウスブロンコ」の開業当初から、オープンキッチンやサラダバーを店舗に設置。炭火焼きによるオープンキッチンでのステーキ・俵型ハンバーグの調理や、サラダバーにおける新鮮な野菜・季節料理の食べ放題サービスなどが評判を呼んだ。
現在は、炭火焼きによる調理やサラダバーを再開させているほか、各店にかまども設置。通常の業務用米より2倍高い価格で仕入れた新潟県津南町産のコシヒカリをかまどで炊きあげ、顧客に提供している。
その一方、年2回のアメリカ研修へパート・アルバイト店員を交互に参加させるなど、人材教育や勤務環境の充実にも力を入れている。
同業他社の事例を反面教師として、売上高の1%以上に相当する費用を人材教育に充てているという。
ウルグアイ牛のこれから
ブロンコビリーが5月27日から販売するのは、ウルグアイ産「炭焼き 超厚切り 熟成 サーロインステーキ」。単品価格で150グラム1480円(税別、以下同)、200グラム1780円、300グラム2480円、400グラム3180円で、同社のメニューの中では比較的リーズナブルな位置づけです。
調理前の生肉を比較すると、ウルグアイ牛の色味はオーストラリア牛にやや近いですが、赤身部分がより濃く、凝縮されている印象です。「成長ホルモンを使用していないので、アメリカやオーストラリア産と比べて牛の大きさが約3割ぐらい小さい。
肉のつまり方が違う」(竹市克弘社長)といい、通常のステーキより厚切りにカットしています。
肉を楽しんでもらうという事でサラ ダと肉だけのセットも販売されるよ
うです。
原価が高騰する中でウルグアイ牛は
救世主になるのか注目です。
–その他