7月15日、羽鳥慎一モーニングショーに出演された木村草太さんが話題になっています。
緊急事態条項をテーマに議論をかわす形になりました。
今回の選挙では憲法改正も1つの争点となっており、憲法に「緊急事態条項」を盛り込むべきか注目されています。
緊急事態対応は外部からの武力攻撃、大規模なテロ、自然災害等の場合について平常時の憲法の例外規定を置く形になります。
大規模災害など緊急事態の際に政府の建言を一時的に強化する事ができるようになっていますが、木村草太さんは憲法を改正する前に法律の整備や本来の災害対策を先にすべきではないかとの考えをしめしました。
各政党はこの緊急事態条項について以下のようにコメントしています。
日本維新の会
どちらでもない、条文イメージには個別の論点がある、特別な事情を誰が認定してどう宣言するのか、憲法内で完結していないとコメントしており賛成、反対とは言えないのが現状です。
公明党
反対、災害対策基本法などで綿密に書かれているので憲法に規定する必要はあえてないのコメントでをだしています。
立憲民主党
反対、既存の法制度を見直して基本的人権を尊重したもとでの緊急事態対応で良いとの考えを示しています。
国民民主党
反対、既存の法制度を見直して基本的人権を尊重したもとで対応できる、国会議員の任期に関する規定の在り方を含めて検討の余地があると問題提起しています。
共産党
反対、内閣の一存で政令を出せるようになれば専断と独裁の政治の危機が生まれる、災害対策の関係法は150~200に及ぶので必要はないだろうとコメントしています。
社民党
反対、大規模災害が起きても国政選挙がすべて不能になる事態は考えられず、憲法で参議院の緊急集会が規定されているのでそれで対応出来ると示しています。
ただ、現状に問題が無い訳ではないので、議論をしながら調整は必要と各党は考えています。
木村草太「実は現在の憲法でも緊急事態の場合は政令を出すことができるし、災害対策基本法にも物価・物流について政令を定めていいですよ、という条文がある。正直、今の政令制度と何が違うのかよかわからない」 pic.twitter.com/xPgjYHF7oD
— もみじまん (@Futokaikosaiban) July 15, 2019
木村草太の経歴
木村草太(きむら そうた) ・生誕 1980年 横浜市 ・卒業高校 神奈川県立横浜緑ケ丘高等学校卒業 ・卒業大学 東京大学法学部卒業 ・職歴 2003年 – 東京大学大学院法学政治学研究科の助手 2006年 – 首都大学東京大学院社会科学研究科法学政治学専攻・都市教養学部都市教養学科法学系の准教授
2016年 – 首都大学東京大学院社会科学研究科法学政治学専攻・都市教養学部都市教養学科法学系の教授
木村草太さんは結婚されており大学時代の先輩だそうです。
奥様も東京大学を卒業されている事になります。
おこさんもいらっしゃるようです。
東京大学の助手時代は高橋和之に師事し、学部生時代には長谷部恭男のゼミに属していました。
テレビ朝日2016年3月まで「報道ステーション」でコメンテーターをしており、沖縄タイムスでの連載「憲法の新手」などマスメディアで活躍されましたがイケメンで歌舞伎俳優のような顔立ちも評判になりました。
趣味の一つに、将棋があり、憲法学のゼミの他に、将棋の戦法に関する知識を生かした「将棋で学ぶ法的思考・文書作成」など特色のある講義もされています。
プロ棋士へのインタビューも行った事もあり電王戦などコンピュータ将棋に関する話題など、将棋関係の事柄に言及するためにラジオ出演などをすることもあります。
木村草太のこれから
一切、公的な補助金を受けておらず、しかも、公的機関からの独立性がある団体なら、どんな不思議な規約に基づいて運営していよう、犯罪や不法行為にならない限り、当人らの好きにすればよいのだが、学童は、運営主体が保護者であれ、民間事業者であれ、自治体の援助を受けているはずだよね。 https://t.co/hxfRQ8dHB0
— 木村草太 (@SotaKimura) July 15, 2019
木村草太さんのツイッターを拝見すると、現実に起こっている問題をシンプルに考え対策をたてようとしている事が分かります。
木村草太さんの中には主観的に「難しい」と感じる研究は、「いい研究」ではないという考えをもっておられます。
放っておいても、「難しい」なんて感じる間もないほど突き進んでいってしまうのが本当の研究であって難しいと感じるということは、テーマ設定や研究のやり方に失敗していると判断されているようです。
無我夢中でやった研究というのは自分自身できちんと理解できているから、人にわかりやすく伝えられて、評価もされる事が講義や講演でも感じられるそうです。
木村草太さんはこの考えを軸に起きながら特にここ数年は憲法が正しく理解されて議論されているとは思えない状況が続いているので、積極的に話しに行かなければという気持をお持ちですので、マスメディアに出てこられる機会は増えそうです。
*しばき隊は木村草太さんで検索すると出てきますが、似た人物がいるだけのようです。
–その他