愛知県で開催されているあいちトリエンナーレで、間抜けな日本人の墓というタイトルの作品で炎上しています。
円形に紙をベタベタ貼ったような展示物には、上に特攻隊の皆さんの寄せ書きが書いてある旗を置いてある作品です。
上に特攻隊の皆さんの寄せ書きが書いてある旗を置いた、題名「間抜けな日本人の墓」もアートとは呼べない日本人と戦争に斃れた先人への冒涜!です。 pic.twitter.com/capSL2wJUZ
— 公安9課総務係 (@sec_kouan9) August 6, 2019
間抜けな日本人の墓への反応
「間抜けな日本人の墓」をソースを見ずに擁護している人たちが間抜けすぎる…
ソースでは作者自らが「馬鹿な日本人の墓」って言ってるのに…https://t.co/UI2Zeq3AF4 pic.twitter.com/7FMwKLc6QV
— P印のペンギン石鹸30円@🐦🐯㌠ (@gntmha892fk2des) August 6, 2019
「間抜けな日本人の墓」か。誤訳かもと思って調べてみたところ、作者本人によると「馬鹿な日本人の墓」らしい。特攻隊の方々の寄せ書きが書かれた国旗を置いた上でのこのタイトル。人としてどうかと思う。 pic.twitter.com/PiPqofnVSR
— 池上和裕 (@kazuhiro5467) August 6, 2019
表現の不自由展、この作品のタイトルが「間抜けな日本人の墓」だって話が拡散してるんで調べたら、「時代の肖像ー絶滅危惧種 idiot JAPONICA 円墳ー」というらしい。盛るよねぇ。 pic.twitter.com/2ZuzlW9Jlv
— アムロさん (@amuro_xem) August 5, 2019
何が「間抜けな日本人の墓」だよ。ふざけるのも大概にしろ。製作者の方が間抜けだわ。見てて本当に不愉快。戦死者の方々を侮辱する神経が本当に理解できない。頼むから二度とこんな無神経な作品展示しないで。 pic.twitter.com/ffFKWL1neU
— いわゆう@らーめん (@iwadebu) August 6, 2019
やはり特攻隊員を侮辱しているや二度とこのような作品を展示しないで欲しいとの声があがっていました。
間抜けな日本人の墓の作者とは
この作品についてのデマツイートが大量に今日流れてる。<少女像とともに展示中止となった中垣克久さんの作品「時代(とき)の肖像-絶滅危惧種」=名古屋市の愛知県美術館ギャラリーで > https://t.co/5PyD6g5Smd
— 高橋真直 (@t_massugu) August 5, 2019
中垣克久さんの略歴
☆1944年 岐阜県に生まれる
☆1968年 東京芸術大学大学院彫刻科修了(菊池一雄教室)
☆1969年 第33回新制作協会展 新作家賞受賞(東京都美術館)
☆1970年 第34回新制作協会展 新作家賞受賞(東京都美術館)
☆1971年 第35回以降1984・1988年を除いて毎年出品、現在に至る
☆1986年 第1回ロダン大賞展 大賞受賞(美ヶ原高原美術館)
☆1987年 内閣総理大臣より芸術と文化に貢献として表彰(首相官邸)
☆1987年 丹沢野外彫刻展
☆1988年 長野市野外彫刻賞特別賞受賞
☆1987年 具象彫刻の新風展(神戸市、ギャラリーオブジェ)
☆1987年 長野市制90周年記念作品設置(長野市庁舎前)
☆1987年 公費留学イタリア ミラノ市
☆1987年 (国立プレラアカデミア彫刻科、マルケーゼ教室)
☆1989年 酒造記念碑「酒杜氏の像」司馬遼太郎氏との協同制作(渡邉酒造依頼)
☆1996年 衆議院副議長・渡部恒三氏像制作
☆1996年 「中垣克久・音楽で綴るかたち」(ギャラリーせいほう・東京)
☆1996年 大阪「松竹座」修復 彫刻部門監修、制作
☆1997年 中垣克久美術館開館(岐阜県古川町アートインふれあい館)
☆1997年 長期講座開講一新しい具象彫刻を求めて-(横浜美術館)
☆1997年 個展(松坂屋本店・名古屋)
☆1999年 中垣克久音楽彫刻展(袖奈川県立藤野芸術の森美術館)
☆1999年 「14の提言」展(三越本店・東京)
☆1999年 「地球は私達の星」にて大阪市よりアメニティー賞を受く
☆2000年 アートミーティング彫刻シンポジウムを企画(岐阜県古川町)
☆2002年 音楽で綴る彫刻展(岐阜高島屋)
☆2002年 東海北陸自動車道アクセス道卯の花街道・猪臥山トンネル開通
☆2002年 記念モニュメント手橇の像「山と生きる」建立
☆2002年 個展(東京・日本橋高島屋、大阪・なんば高島屋、
☆2002年 名古屋・ジェイアール名古屋高島屋)
☆現 在 新制作協会会員
☆現 在 日本美術家連盟会員
☆現 在 中垣克久美術館 名誉館長
☆現 在 文化女子大学教授
間抜けな日本人の墓のこれから
特攻隊員の寄せ書きが書かれた日の丸を「間抜けな日本人の墓」なんて苦労したものは絶対アートではない。
特攻を命じた上層部は批判されるべきだし、二度とあってはならないが、空襲で数多くの民間人が虐殺される中、御国のために特攻に殉じた、国に奉じた英霊は決してマヌケなんかではない。 pic.twitter.com/w7AUUK7hWw— 📷Tada🌻やん🐕+8.3kg,+9.3% (@xxx_whitechapel) August 6, 2019
この作品は、東京都美術館で開かれた「現代日本彫刻作家展」で、彫刻家の中垣克久さんの作品が「政治的な宣伝になりかねない」として撤去されていたようです。
中垣克久さんのこの作品の考えは日本が敗戦から今日に至るまでまで、未だに米国から自立できていないという思いから、「日本人は死んだら米国人になる」というものだそうです。
特攻隊員を利用しなくても、別の形で表現できるのではないかと思います。