アメリカのトランプ大統領はプロゴルファーで、先月マスターズ・トーナメントで14年ぶりの優勝を果たした友人のタイガー・ウッズ選手をホワイトハウスに招き、一般市民としては最高位の勲章「自由勲章」を贈りましたhttps://t.co/7tc8GiEdYB#nhk_news #nhk_video pic.twitter.com/TrwOB11FIG
— NHKニュース (@nhk_news) May 7, 2019
目次
大統領自由勲章とは
大統領自由勲章とはどのような
ものか紹介します。
大統領自由勲章(だいとうりょうじゆうくんしょう、英語: Presidential Medal of Freedom)は、アメリカ合衆国の勲章で、議会名誉黄金勲章と並んで文民に贈られる最高位の勲章である。
受章対象者は、「アメリカ合衆国の国益や安全、または世界平和の推進、文化活動、その他の公的・個人的活動に対して特別の賞賛に値する努力や貢献を行った個人」である。
この勲章は第二次世界大戦中の1945年にハリー・S・トルーマンによって制定された。
1963年にはジョン・F・ケネディが大統領命令11085号[1]により、この勲章を復活させ、対象者を拡大している。
授章式は独立記念日・7月4日の前後に行われ、毎年授章式が行われている。
受章者の決定は、推薦などを参考に大統領が行う。奇しくもケネディ自身がそうだったように、故人に追贈されることもある。
受章者
政治家関連
アラン・グリーンスパン、アルバロ・ウリベ、マーガレット・サッチャー、トニー・ブレア、ウォーレン・バフェット、ジョージ・H・W・ブッシュ、アンゲラ・メルケル、ジョン・ハワード、ドナルド・ラムズフェルド、ヘンリー・キッシンジャー、ディック・チェイニー、ジョージ・シュルツ、ロバート・マクナマラ、メアリー・ロビンソン、ジョー・バイデンなどら文化・芸能・スポーツ関連
アンセル・アダムス、ドリス・デイ、チャールトン・ヘストン、ウォルト・ディズニー、ジョン・ハーシェル・グレン、フランク・シナトラ、ボブ・ディラン、ヨーヨー・マ、スタン・ミュージアル、ジェシー・オーエンス、トム・ハンクス、アレサ・フランクリン、モハメド・アリなどら平和・人権・福祉活動家
ヨハネ・パウロ2世、マザー・テレサ、ヘレン・ケラー、フレッド・コレマツ、ゴードン・ヒラバヤシ、ミノル・ヤスイ、ジョン・ルイス
ゴルファーでこの賞を受けたのは タイガー・ウッズ選手が4人目に
なります。
トランプ大統領のゴルフ好きは有 名で、選ばれたひとつの理由はそ
の影響もあるでしょう。
大統領自由勲章を受けたタイガー・ウッズの喜び
けがを乗り越え、先月の第83回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2019)で見事な復活優勝を果たした男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が、米国文民に贈られる最高勲章の大統領自由勲章(Presidential Medal of Freedom)を6日に授与されることになった。同国のサラ・サンダース(Sarah Sanders)大統領報道官によると、授与式はホワイトハウス(White House)のローズガーデン(Rose Garden)で執り行われる。
43歳のウッズは、先月のマスターズでキャリア15回目にして2008年の全米オープン選手権(2008 US Open Championship)以来となるメジャー制覇を果たした。
これを受けて、熱心なゴルフファンで世界中にいくつものゴルフコースを所有しているドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領はツイッター(Twitter)で、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ (Augusta National Golf Club)でのウッズの劇的勝利を祝福した。
「タイガー・ウッズと直接話し、きのう(4月14日)のマスターズでの優勝について祝辞を伝えると同時に、ゴルフ、そして何より人生における見事な成功と復活により、大統領自由勲章を授与するつもりだと伝えた」
同勲章は1963年にジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元大統領がスタートさせた慣例で、米国の安全保障や国益、世界平和、文化活動あるいはその他のあらゆる尽力に対して、「特別の称賛に値する」貢献をなした人物に贈られるものとなっている。
これまでスポーツ界では数十人が授与されており、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領の時代にはジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏やアーノルド・パーマー(Arnold Palmer)氏が受勲。
2014年にはバラク・オバマ(Barack Obama)前大統領が、アフリカ系米国人では初のPGAツアーメンバーとなったチャーリー・シフォード(Charlie Sifford)氏にこの名誉を授けた。
■「大統領職をリスペクトする」
ウッズはこれまでトランプ大統領と何度かゴルフをしており、最近では今年2月にフロリダ州ジュピター(Jupiter)にある同大統領所有のコースでプレーした。ティーオフには79歳のニクラス氏も立ち会っており、大統領はコースに並んでいる3人の写真をツイッターに投稿した。ウッズは昨年、米プロバスケットボール(NBA)や同ナショナルフットボール(NFL)で活躍する大勢のアフリカ系米国人選手と確執を抱えているトランプ大統領との関係を聞かれた際に、以下のように答えていた。
「そうだね、ドナルドのことは何年も前から知っている」「一緒にゴルフをしたこともあるし、ディナーをともにしたこともある。大統領になる以前も、そして大統領である現在も彼とは知人だ」
ウッズはまた、ホワイトハウスの住人が誰であろうとも、大統領職をリスペクトすることが重要だとコメントしていた。
トランプ大統領はウッズのこの発言を歓迎し、「フェイクニュースメディアは、ウッズが言いたくないことを言わせるのに骨を折った」「タイガーはお遊びをするつもりはない。非常に賢い人物だ。もっと重要なのは、彼が再び偉大なゴルフをプレーしているということだ!」とツイートした。
授賞式ではこれまでの苦しみを思い 出したのか涙をみせる場面もありま
した。
大統領自由勲章を受けたタイガー・ウッズのこれから
タイガー・ウッズ選手の復活は絶望 的とみられていた時期もあっただけ に今回の授賞式は感動的なものにな
りました。
タイガー・ウッズ選手はたくさんの アクシデントや事件を乗り越えてき ましたが、これがもし日本ならこの ような復活は出来なかったかもしれ
ません。
日本もこれから事故や事件を犯した 方の社会への復帰をどのようにサポ ートするか考えなけねばならないで
しょう。
–スポーツ