3000m、5000m及びマラソ ンの日本記録保持者大迫傑さん日本
陸連に対し痛烈な批判をしました。
自身のツイッターで5月の1万メー トル日本選手権(大阪)の選考基準
についての不満をぶちまけました。
さらに強化委員所属チームが選考に 優先されている点についても指摘し ランキング制と選考への矛盾を例に 日本陸連に陸連を私物化しないで欲
しいとの言葉を浴びせました。
今回の件は大迫傑さんにとってはメ リットになる事は無いのですが、日 本陸連に選手の事を平等に見る組織 になって欲しいとの気持ちから出た
指摘だと思われます。
目次
大迫傑の陸連への苦言ツイート
大迫傑さんは何でもはっきり物を言う タイプであるバラエティー番組でこの
ように語っていました。
マラソンを走り切った選手が倒れるの はおかしいと話をしあれは単純に周り に頑張ったとアピールしたいだけで本 当に倒れる選手などいないと言い切っ
ていました。
さらに痙攣を起こす選手に対しては水 分を前日から取っていればそのような 事は起こらないといいきっていました
。
ただ、今回の苦言はそのようなレベル の発言では無く、陸上界全体を考えて 発信されており勇気のいる行動だと
思いました。
それではその内容を紹介して
いきます。
男子マラソン日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)が23日、自身のツイッターを更新し、トラックでの日本選手権出場を“却下”されたことを明かした。
「日本選手権、“本連盟強化委員が特に推薦する本連盟登録競技者”という枠で出場しようと試みましたが、叶いませんでした…。陸連強化委員からの『大迫くんが日本選手権でいい走りをするとそれに負けた選手のランキングが下がり、不平不満が出るから』という理由でした。すごい理由だな。笑笑」と、説明。
連続で投稿し、「考えられる建前は、ランキング制が適応されたので公正を期したい。だと思いますが、そう考えると矛盾が多々あります。1なぜこの様な項目を入れたのか、おそらく強化委員所属チームのお気に入りの選手を出場させたいから。」「2北京世界陸上の年の日本選手権10000m、特定の選手をペースメークする為に外国人選手の出場を認めたが、それは公正を期していると言えるのか」と、矛盾を指摘した。
その上で「以前から強化委員所属チームの選手が陸連合宿に優先参加出来たり、陸連計画の遠征に参加出来たりと色々ありましたが、そろそろ陸連を私物化するのはやめた方がいいと思う」と、苦言を呈した。
最後に「もしランキング制が採用されて日本選手権参加標準に矛盾が生じてしまうのであれば、また変更すれば良いだけ。変更しなかったという事はその必要が無かったと陸連が判断したと思ったので、今回出場申請した次第でした。どういう選手が推薦出場に値するのかちゃんと明記して欲しいですね」と、し、「こういうツイートをする事は、僕自身にも余計なプレッシャーをかけるし、リスクがある事を理解してほしい。だけど声を上げていかないと、ずっと変わらない」と、覚悟をもっての訴えだったことを明かした。
さらに補足として「誤解のないように言うと、今の僕が上位に絡めるほど、日本選手権に出る選手は弱くない。むしろ挑戦させてほしいと言う気持ちから出場をお願いした次第でした」と、つづった。
https://headlines.yahoo.co.jp 引用
単純な話ですが、選考レースを一発 勝負にするのが一番公平になると思
います。
その選考レースに調整出来なかった 選手が本番でも調整してこれるとは 考えにくいし過去に選考でもめた選 手で結果を残した選手はほとんどい
ないからです。
大迫傑さんの今回の発言は正論であ る事には間違えないのですが、日本 陸連の古い構造を変化させるのは容
易ではないと思われます。
大迫傑以外にも苦言を語る選手について
大迫傑さんのように少し前の話にな りますが川内優輝さんも陸連に対し
苦言をあげた事があります。
男子マラソンの最強市民ランナーで、今年度のマラソンナショナルチーム(NT)入りを辞退した川内優輝(28)=埼玉県庁=が2日、ゴールドコーストマラソン(7月4、5日)への出発を前に会見し、「何回も裏切られた」と日本陸上連盟への不満を激白した。
陸連は先月、リオ五輪代表選考においてNTメンバーを優先的に選ぶとしていた原則を突如撤廃した。
実業団には事前に情報が下りていた一方で、川内は何も知らされておらず情報も混乱している。
そういう組織にいて意味があるのか。
そこで辞退に心が固まった」と説明した。
NT自体にも1年間所属した中で「入るメリットよりデメリットの方が大きい。
自分には野生的な方が向いている」との結論を出したという。
大迫傑さんの指摘する日本陸連の 私物化は今に始まったものでは無く これまで才能ある選手が何人も芽を
つまれた形になっています。
大迫傑のこれから
大迫傑さんの今回の発言は陸上だけ でなく日本スポーツ会全体の問題と
して考えるべきだと思います。
古い指導者がいつまでも権限を持つ
ような組織が多すぎると思います。
こうあるべきとかをおしつける事に より世界との差は開いていくばかり
です。
スポーツの指導者にも定年などの制 度を設けないと老害で日本のスポー
ツは発展できなくなるでしょう。
大迫傑さんにはこれからも活躍して 頂き将来は良い指導者になって欲
しいと思います。
–スポーツ