7月15日、羽鳥慎一モーニングショーで、緊急事態条項について木村草太さんが解説をして話題になっています。
明日7/15の放送です。◼️宮迫100万円”闇営業”吉本がギャラ公表◼️参院選”激選区”候補者20人乱立「東京」◼️参院選争点第4弾「憲法に緊急事態条項」政府権限強化で何が変わる?◼️波紋 幅寄せパトカーは「ルーレット族の捜索」◼️
— 羽鳥慎一モーニングショー (@morningshow_tv) July 14, 2019
目次
木村草太、モーニングショーで緊急事態条項を解説の反応
モーニングショー
緊急事態条項について、スシローが必死に自然災害にテーマをすり替えているが、木村草太先生が次々とスシローの論理の飛躍を潰していく。 番組では自民党憲法改正草案原文のまま紹介している。
もっとかみ砕いて解説するとこうなる。 pic.twitter.com/ROtGBralgV
— 氏治じゃ! (@tenan_oda) July 14, 2019
がんば!モーニングショー。スシローさんと木村草太さん呼んだの👍。#とんでも法 #れいわ新選組 pic.twitter.com/tUTnsCFiDB
— tika (@taki29) July 15, 2019
今朝の、羽鳥モーニングで、#憲法改正 緊急事態条項について解説。#参議院選 で自民党優勢なのを睨んでか❓
田崎史郎は相変わらず自民党応援団的発言。木村草太さんは歯牙にもかけず、鋭利に解説。 pic.twitter.com/IH6xfB7X66— おくあき まさお (@tuigeki) July 15, 2019
#モーニングショー で、緊急事態条項についてがっつりやってた。
田崎スシローが何を言っても、憲法学者の #木村草太 さんがバッサリ。そりゃそうだ。自民党の改憲案はおかしいもの。
法律がすでにあるなら、法律を見直すのが先でしょ?改憲改憲て、胡散臭いのよ、安倍さんは。 pic.twitter.com/G5MUPlmhGf— kaorin (@kaorin1199aksa) July 15, 2019
木村草太さんの緊急事態条項解説は分かりやすく理解出来たという声が多くあがっていました。
まずは法律の見直しと災害時への具体的な対策が必要との意見に納得された方も多く踏み込んで話をされる姿勢にも共感を呼んだようです。
木村草太、緊急事態条項の考え方
木村草太「実は現在の憲法でも緊急事態の場合は政令を出すことができるし、災害対策基本法にも物価・物流について政令を定めていいですよ、という条文がある。正直、今の政令制度と何が違うのかよかわからない」 pic.twitter.com/xPgjYHF7oD
— もみじまん (@Futokaikosaiban) July 15, 2019
自民党改憲案(平成24年に決定)の緊急事態条項(98・99条) を巡り、以下のような発言をされている(『自衛隊と憲法』)。 「何気なく読むと、大した提案ではないように 見えるかもしれませんが、この条文はかなり危険です」 「緊急事態の定義が法律に委ねられており、 緊急事態宣言の発動要件は極めて曖昧です。 その上、国会承認は事後でも良いとされていて、 手続き的な歯止めはかなり緩いと言わざるを得ません。 これでは、内閣が『緊急事態宣言が必要だ』と考えさえすれば、 かなり恣意的に緊急事態宣言が出せることになってしまいます」 「緊急事態宣言が出されている時には…国会の十分な議論を経ずに、 国民の権利を制限したり、義務を設定したりすること、あるいは、 統治に関わる法律内容を変更することが、内閣の権限でできてしまう。 例えば、刑事訴訟法の逮捕要件を変える政令を作り、 『裁判所の令状がなくても、内閣が逮捕すると決めれば逮捕できる』 という制度にすることも可能です」 「この規定の下では、国会の監視が及ばないまま、 不公平に復興予算をばらまくといった事態も生じ得ます」 「地方自治を内閣の意思で制限できる…例えば、 首相の意に沿わない自治体の首長に『辞任の指示』を 出すような事態も考えられます」 「緊急事態中は、基本的人権の『保障』は解除され、 『尊重』に止まることになります。 …内閣が『どうしても必要だ』と判断しさえすれば、 人権侵害が許されることになってしまいます」 「緊急事態宣言中… 内閣独裁という体制が出来上がります。 これは、緊急事態条項というより、 内閣独裁権条項と呼ぶべきでしょう」 「アメリカ憲法は、大統領に議会招集権限を与えているだけですし、 ドイツ憲法も、議会の権限・手続の原則を修正するだけであって、 政府に独立の立法権限を与えるものではありません。 また、フランスや韓国の憲法規定は、 確かに一時的な立法権限を大統領に与えているものの、 その発動要件はかなり厳格で、 そうそう使えるものではありません」 「自民党草案のような内閣独裁条項は、 比較法的に見ても異常だと言わざるを得ません」 「現在の備えに不備があるなら、 まずは法律改正を提案すべきでしょう。 その上で、必要な法案が現憲法に違反するということに なって初めて、憲法改正を争点とすべきです」 「緊急事態条項を導入するなら、同時に、内閣や国会から 強い独立性を持つ憲法裁判所を設置したり、統治行為論を 否定する憲法条項を導入するなど、司法審査を強化することも
考えなくてはならないのです」と。
極めて厳しい自民党改憲案への批判だ。
先に紹介した井上武史氏も、 緊急事態に政府の権限を拡大する条項を 憲法に新しく設けるなら、併せて権力濫用を防ぐ仕組みを
整備すべき事を主張しておられた。
「緊急事態条項を設ける際には、 危機に迅速に対応できるだけの手段を政府に与えると同時に、 権力濫用を防ぐために、議会や裁判所による政府統制の仕組みも あわせて整備する必要がある。 特にドイツやフランスにおいて、憲法裁判所は非常時でも 憲法の番人としての役割が与えるられている。 このため、日本維新の会が提唱する『憲法裁判所設置論』は 緊急事態条項との関係でも議論するのが望ましい」 (『中央公論』5月号)と。 なお木村氏の新刊書は、 その内容に全て賛成するか否かとは別に、 憲法論議に加わろうとする者なら、
一通り目を通しておくべきだろう。
木村草太のこれから
木村草太さんは法学者としてこれからテレビ出演が増えてくるのではないかと思われます。
将棋にも大変詳しく、名人戦や竜王戦などの各棋戦に関する話題、電王戦などコンピュータ将棋に関する話題など、将棋関係の事柄に言及するためにラジオ出演などやプロ棋士へのインタビューもされます。
これからは、どちらの分野においても活躍されるでしょう。
–芸能