いま、人気が急上昇しているオンラインカジノでは、ユーザーの利便性を高めるためにさまざまな決済方法を導入しています。その一つとして多くのユーザーを惹きつけているのが、仮想通貨による決済を導入している仮想通貨カジノです。本記事では、そのメリットについて詳しく解説していきます。
オンラインカジノとは?その市場規模
オンラインカジノは、インターネット上で臨場感のあるカジノ体験をすることができるサービスで、主にヨーロッパを中心に発展してきました。そして昨今、多くのオンラインカジノが海外進出を果たしており、その大きな波が日本にも上陸しています。
現在、世界におけるオンラインカジノの市場規模は、2027年までに1,314億ドル規模になる想定で、ユーザーも急激に増加傾向です。日本においても、2027年までに101億ドルまで規模が拡大すると見込まれています。
オンラインカジノをプレイするための資金を振り込む際、銀行振込やクレジットカードによる決済が一般的ですが、最近では電子決済や仮想通貨による決済方法を導入するカジノも増加しています。では、そんな仮想通貨カジノのメリットや仮想通貨を取り入れる理由はどのようなものでしょうか?
仮想通貨決済とそのメリット
オンラインカジノにおける、仮想通貨を利用するメリットには以下のようなものがあります。
①法定通貨と違い、中央銀行などの中央機関が関与しないため、クレジットカードの承認・拒否が不要になること。
②仮想通貨をオンラインで利用する際のウォレットを作る際に本人確認を行うので、オンラインカジノにおいてはメールアドレスだけなど、本人確認が不要で簡易的にユーザー登録が可能になること。
③仮想通貨による取引は、ブロックチェーン技術活用により、完全な機密性・セキュリティ性を提供してくれること。
④仮想通貨は入出金にかかる時間を短縮することができるので、銀行振込のように数営業日待つ、といったことなしにすぐオンラインカジノでプレイすることができる環境を提供します。また、出金の際にもすぐにお金を移動することができることは、ユーザーの利便性を高めてくれます。
⑤仮想通貨による入出金においては、制限を設けないカジノもあります。一般的には「最低入出金額」「最大入出金額」などがある程度定められていることが多いので、制限なく自分のコントロール下の上で自由にプレイしたいユーザーにとっては、この条件は大きなメリットになります。
仮想通貨の今後の可能性
すでに日本においても、ビックカメラの店舗やECなど、さまざまな箇所で使える機会が増えてきた仮想通貨。決済手段として受け入れられつつあることがわかります。そんな仮想通貨の今後の可能性としては、どのような未来が考えられるのでしょうか?
仮想通貨は、金融セクターを変革し、社会のお金に対する考え方を変える可能性があると言われています。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨は、デジタルノベルティから、世界の金融システムを破壊する可能性を秘めた1兆ドル規模のテクノロジーに成長しました。多くの政府が暗号ブームに対抗するため、独自のデジタル通貨の導入を検討していますし、法定通貨として採用した国も出てきているほどです。
また、仮想通貨はシームレスな価値の移転を可能にし、取引コストを安くすることができます。この劇的な変化から最も恩恵を受けるのは、主に新興国と低所得国です。
一方注意点もあり、デジタル通貨は取引が不安定になりやすく、ハッキングの影響を受けやすい状況はまだ続いています。とはいえ、こういった課題にもかかわらず、専門家は、将来的にデジタル通貨が大量に導入されるだろうと予測していることから、仮想通貨に対する期待と投資は今後も盛り上がっていくことが予想されます。
仮想通貨を普段から資産運用の一手段として取り入れる人も増えていることから、その運用中の仮想通貨を、そのままさまざまなサービスに活用することができるとしたら、その利便性は広がりを見せます。そういう意味で、人気急上昇中のエンターテイメントであるオンラインカジノにおいても、仮想通貨を取り入れることは発展の一翼を担ってくれるはずです。
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